アクリル水槽を安全にお使い頂く為に

  • CONTENT
    1、アクリル水槽のお取り扱いと設置方法の注意点
    2、地震時のアクリル水槽、水漏れに関して(仮公開)
    3、別途水槽架台を購入されるお客様へ(水槽台の縦足補強)
    4、キャビネット 水槽台の排熱
    5、水槽を コンクリートブロックや レンガの上に設置される場合
    6、壁に水槽を付けて 設置される場合の注意

  • 1、アクリル水槽の取り扱い(必ずお読みください)

    アクリル水槽を、ご使用頂く為の お取り扱い上のご注意と、長くご使用頂く為の注意事項です。 必ず以下を ご一読の上 注意事項を理解し ご了承後に ご購入ください

    アクリル水槽のお取り扱いの注意(別窓が開きます)
  • 2、地震時の水槽の水漏れに関して(仮公開)

    お客様から多数お問い合わせがございますので、小、中規模地震と大きな地震を分けて、記述致しましたので お時間のある時にご覧下さい。

    小・中規模の地震の場合
    水槽からの水漏れ
    小・中規模の地震でも、揺れ方や揺れる向きによっては、ライトと水槽の蓋が飛び、水槽上部より水が漏れる事がありますが、これに関してはポリカーボネートボルトで蓋を水槽に固定する事で、被害を最小限にする事ができます。
    アロワナなどの跳ねる魚を飼育される場合は蓋を固定いたしますが、それ以外の魚種でも、地震対策として、蓋の固定を希望される方もおられますのでご希望の方はお申し付け下さい。

    上部濾過槽からの水漏れ
    ポンプの配管が外れ、ポンプから水が噴出す事が1番考えられます。
    対策としては、ポンプ交換やメンテナンス時には若干面倒にはなりますが、ホース配管部分をホースバンドで結束する事で被害を最小限に抑える事が出来ます。 
    また、塩ビ配管部をすべて塩ビ糊で接着すると、水漏れのリスクはさらに低くなります。

    ※注)オール重合接着水槽の揺れ止め
    オール重合接着水槽の天板は、1枚板をくり抜いて開口部を作りますので、完全なフラット状態に成ります。そこで、当店では、上部濾過槽使用をご希望のお客様には、水槽天板に揺れ止めを接着し、製作しております。

    オーバーフロー濾過槽からの水漏れ
    オーバーフローの場合も上部ろ過の場合と同様に配管を固定接着し、濾過槽の蓋も水槽の蓋同様ポリカーボネートボルトで留めてしまえば被害は最小限に出来ると思いますが、オーバーフローの濾過槽は背が低く、水位も低いので、ここまで加工する必要は無いかもしれません。
    尚、十分な強度があり、かつ、水平の取れた水槽架台に適正に設置して頂ければ、地震などで水槽が動く事はあっても水槽接合部から水漏れする事は稀ですが確率がゼロではありません
    ご心配な場合は、アクリルキャスト板をより厚いものにすれば、安全性はさらに高くなります

    大地震の場合
    阪神大震災を経験して実感しましたが、実際にあの位大きな地震への『完璧な』対策は、残念ながらございません
    震度5以上の地震があっても、適切に製作されたアクリル水槽が、地震の揺れが原因でただちに割れる事は少ないと言っていいと思います。
    しかし東北大震災の様な場合、度重なる余震等で水槽や建物、地盤に過度なストレスがかかっていることも事実ですので注意深く観察し、適切な時期に水槽の入替も視野に入れご検討される事をお勧めしております。
    大地震の場合、問題に成るのは、地震の揺れよりも、その後だと思います。
    大震災では、電気・水道・ガスが止まったことにより水槽の水質を維持管理することができなくなり、そのために飼育されていた魚たちの多くが命を落としました。
    震災時は人間が飲む水と 調理用の燃料の確保が最優先ですので、人間の飲料水が確保できないような状況では、観賞魚の水換え用の水の確保はあきらめざるを得ません。
    ただ、大地震を経験して実感したたのは、水漏れに対する保険や地震の特約を付けている方とそうでない方とでは、大きな差が出るという事です。
    いざと言うときの備えは重要だとつくづく感じました。

    参考)保険に付いて
    万が一 水漏れ事故を起こした時でも、保険に入っていれば金銭的な保障が受けられます。現在お入りの損害保険(火災保険・賠償責任保険等)に特約を付けるだけで水槽関連のトラブルに対応できるようになるものがあります。すでに特約が付いていたのに、補償されることを知らなかったために請求し損なうケースもあるようですから、一度お調べになっていざと言うときに保障が受けられるようにしておくことをお勧めします。
    水漏れ事故に対しての保障があるのは、火災保険や火災共済、住宅総合保険、責任賠償保険などですが、会社やプランにより保障内容や特約の内容にはかなり差がありますので、直接損害保険会社等にお問い合わせ下さい。
    (地震を原因とする水漏れ事故に対しては、地震特約がついていないと保証されないものもあるようです。)
  • 3、別途水槽架台を購入される方へ (仕様について)

    他社様の水槽架台を購入し、当社の水槽をセットされるお客様は以下の事を指定し、ご注文して下さい(W1500以上の水槽では必須です)
    木製の水槽架台の場合、左右四隅だけに縦足が有る場合がございますが、長期に渡り使用されていますとセンターが沈む場合がございますので、W1500以上のサイズの場合には架台センター前後にも柱を追加し製作依頼をして下さい。
    またW2400以上の場合は更に前後2本追加して下さい
     
    尚 架台天板は厚さと強度の有る単板を必ず貼るよう製作依頼して下さい。
  • 4、キャビネットの排熱方法に関して

    オーバーフロー水槽設備をセットする 水槽台(キャビネット)を 家具店や工務店様に製作して頂く場合、水槽台の強度はもちろんですが、排熱加工を必ず ご指示下さい。
    この排熱加工が施されていない水槽台(キャビネット)にオーバーフロー水槽をセットし運転した場合、春先でも30度を軽く越える事に成ります。注1.)
    排熱方法としては、その状況に応じて多数有りますが、主な方法を記述しておきます
  • 5、水槽を コンクリートブロックや レンガの上に設置される場合

    アクリル水槽のお取り扱いの注意(別窓)のアクリル水槽 設置上の注意や他にも記述いたしておりますが、アクリル水槽は水を入れた水槽重量が、底面が全面に均一にかかる水平の取れた架台に乗せて運転して下さいと、書いていますが判りにくい表現であった為、以下図にてご説明いたします
     
    以下 図1.のようにブロックを間隔をあけて置き、その上に直接水槽をセットされている方は、図1.拡大図のA部分のように、水槽底のアクリルが垂れてきますので、必ず水槽が歪み、アクリル水槽に悪影響を与えますので、早急に水を抜き、再度 図2.をご参考に水槽をセットし直して下さい。
  • 図1、
  • 図1、拡大図
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  • コンクリートブロックやレンガなどの上に水槽を置きセットする場合
    コンクリートブロックを例にして説明いたします.
    図2.では 隙間無くブロックを配置していますが、水槽サイズによっては隙間無くブロックを配置する事は出来ませんので 最小限の隙間が有っても大丈夫です。
    但し、ブロックの上(B)に以下表の板を敷き、その上にアクリル水槽を置いて下さい
  • 図2、
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  • 6、壁に水槽を付けて 設置される場合の注意(別窓が開きます)

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