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水没気密観察水槽設備
製品を水槽内に沈めて横から観察する水槽は、本来なら オール重合接着・天板フランジ無し水槽が最適なのですが、水槽上部にフランジが無い為、厚いキャストアクリルを使用しますので、水深が深くなる程に高コストになってしまいます。
そこで、中に入れる製品の大きさによって水槽の形状やサイズを決めていきますので以下ご参考にしてください
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- 長い物を水没させて観察する水槽
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- 上記形状の水槽で、W1200×D600×H600水槽を例として ご説明いたします。
この場合どれ位の大きさの物が水槽内に沈められるかと云う事ですが
水槽上部の開口のサイズが判れば 良い訳です
上記の例ではAの巾80ミリ Bの巾120ミリとして※1.
Dの巾(開口部の横幅)
Aフランジ部分は (80ミリ×2)-B120ミリ=280ミリですから
水槽のW(横幅)1200ミリから280ミリを引きます
開口部が2ヶ所ですから 2で割れば D(開口の横幅)460ミリとなります。
Cの巾(開口部の奥行き)
水槽奥行きが600ミリですから
そこからAフランジ部分 (80ミリ×2)を引くと
D600ミリ-160ミリ=440ミリ
よって、水槽上部の開口部の大きさはD460ミリ×C440ミリとなります。
※1.フランジの巾は キャストアクリル板の厚さや、水深によって変わりますので個別にお問い合わせ下さい。
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- 立方体に近い物を水没させて観察する水槽 1.
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- 上記形状の水槽で、W600×D600×H600水槽を例としてご説明いたします。
Bの巾(開口部の横幅)Cの巾(開口部の奥行き)
Aフランジ部分は (片側80ミリ×2)
水槽のW(横幅)600ミリから160ミリを引くと
Bの巾(開口部の横幅)Cの巾(開口部の奥行き)はそれぞれ440ミリとなりますので、水槽上部の開口部の大きさはB440ミリ×C440ミリの開口部が開いている事に成ります。
- 立方体に近い物を水没させて観察する水槽 2.
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- 上記のようにフランジを水槽上部開口部の外側に加工することも出来ます。
特に水深が有る水槽の場合に採用する制作方法で、物を水没させて観察する水槽設備の半数以上がこの仕様で、サイズは違いますが様々なメーカーなどに採用されている仕様です。
この水槽の場合 センターフランジ(引っ張り)を
付けないで製作するには多少の制約がございます。
W(水槽横幅)と D(水槽奥行き)の比率が、1:1 に近い事で、
実際には 10:9 一割程度の比率差でしたら製作可能です
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